Kindleストアのランキングで売れてるものと言えば、これでもかってくらいの「ジョジョ」と、「壇蜜」のグラビアで、なるほどやっぱりそういうユーザー層(30代~40代の男性中心)なのかなあ、という気がします。
さらに、スマホやタブレットのアプリユーザーが大半だと思うので、妥当な線ではありますが、もうちょっと活字に頑張って欲しい気持ちもあります。
というわけで、そのあたりのユーザー層や、このブログの読者層に受けそうな小説を、Kindleストアで私的に見繕ってみました。
予算は「¥3,000」です。(※価格は2013年1月31日 現在のもの)
- 円城塔 『オブ・ザ・ベースボール』 ¥520-
- 田中ロミオ 『AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~』 ¥651-
- 西村賢太 『人もいない春』 ¥420-
- 野尻抱介 『南極点のピアピア動画』 ¥500-
- 江戸川乱歩 『孤島の鬼』 ¥300-
- 伊藤計劃 『ハーモニー』 ¥571-
合計:¥2,962-
私も、ゲームや漫画に囲まれて「ごちゃまぜ」に育った世代で、高尚な本はぜんぜん読みませんが、上記の6冊は単純に「娯楽」として面白かったものです。
なおかつやっぱり、今という時代に耐えるものでないと文字を拾っていてつらいので、そこは気を遣いました。
ていうか、読んで涙したものも多々含みます。最近、読書で泣いておられますでしょうか。私はなんだか涙もろくなりましてね……ううっ……。
『孤島の鬼』はとても古い作品ですが、江戸川乱歩の本で読書にのめり込んだ私にとっては、まあ、思い出のファミコンソフトみたいなものですので、ご了承ください。
予算の関係や、ジャンル違いで外した次の4冊も、ご参考までにどうぞ。
- 浜村弘一 『ゲームばっかりしてなさい。 -12歳の息子を育ててくれたゲームたち-』 ¥81-
- 渡航 『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』 ¥630-
- 青柳碧人 『浜村渚の計算ノート』 ¥525-
- 東浩紀 『ゲーム的リアリズムの誕生 動物化するポストモダン2』 ¥683-
ああ、でも涼宮ハルヒとかも外しがたいよなあ……。